親知らずを抜歯した後、隣の歯が痛いのはなぜ?前歯が痛い場合も解説します! 阿倍野区の(医)佐々木歯科医院^ ^
2024.12.15
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さて、今回は「親知らずを抜いた後に隣の歯や前歯が痛む」というお悩みについてお話しします!
親知らずを抜いた後、抜歯した歯ではなく他の歯が痛むと、驚いてしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、なぜ親知らずを抜歯した後に他の歯が痛むのか、その原因と対処法についてご紹介します。
1️⃣親知らずの抜歯後に隣の歯や前歯が痛む原因
1:親知らずが周囲の歯を圧迫していた可能性
親知らずが斜めに生えると、隣の歯を圧迫することがあります。
この圧迫が長く続くと、親知らずが抜かれた後に、隣の歯が元の位置に戻ろうとする力が働き、痛みが出ることがあります。
特に、あごが小さい方や歯並びが狭い方は、このようなケースが起こりやすいとされています。
2:虫歯が原因の可能性
親知らずが斜めに生えていると、隣の歯との間に隙間が生じやすくなります。
この隙間が歯磨きで磨き残され、結果的に虫歯になって痛みが発生することもあります。
抜歯後に痛みを感じる場合、虫歯の可能性も疑い、歯科医院での検査を受けることが推奨されます。
3:歯茎や神経の一時的な炎症
親知らずの抜歯は、歯茎や骨に一時的なダメージを与えるため、周辺の神経が敏感になり、痛みを感じることもあります。
通常、1〜2週間ほどで落ち着きますが、痛みが強い場合には処方された痛み止めの使用も検討しましょう。
2️⃣痛みを和らげるための対策
痛みが続く場合には、以下の方法を試してみましょう。
1:保冷剤で冷やす
保冷剤をタオルで包み、痛む部分を冷やすと痛みが和らぐことがあります。
直接冷やしすぎると逆に歯茎を刺激するため、ほどよい冷たさに調整しましょう。
2:消炎鎮痛剤の服用
痛みがひどい場合は、医師から処方された消炎鎮痛剤を服用することで症状が軽減されます。
3:歯磨き粉を知覚過敏用に変える
抜歯後に痛む歯が知覚過敏を起こしている場合には、硝酸カリウム配合の歯磨き粉を使うと刺激を軽減できます。
4:うがいはほどほどに
過度なうがいは、抜歯後の血餅(血のかたまり)を取り除き、痛みの原因になることがあります。
うがいは軽く、食事後の口内洗浄を意識して行うと良いでしょう。
3️⃣まとめ
親知らずを抜いた後に隣の歯や前歯が痛む原因としては、親知らずによる歯の圧迫や虫歯、歯茎や神経の炎症などが考えられます。
これらの原因に応じて、冷却や薬の服用、知覚過敏用の歯磨き粉を使うなどの対策を講じると、痛みが和らぐことが期待できます。
痛みが1〜2週間以上続く場合や、症状が悪化する場合は、早めに歯科医に相談することをおすすめします🦷✨