こんにちは！大阪市阿倍野区三明町の佐々木歯科です。

ゲリラ豪雨など天候の変化が激しい日が続いていますが、安全にお過ごしでしょうか？

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さて、今日はお子さまの矯正治療についてです。

 

矯正における1期治療とは？

 

子供の矯正治療は大きく分けて1期治療と2期治療の2つの段階があります。

1期治療は、乳歯と永久歯が混ざり合った時期に行い、顎の成長を促して将来的な歯並びを整えるための土台を作る治療です。

 

1: 1期治療の目的

 

1期治療の目的は、主に以下の2つです。

 

・顎の成長を促し、将来的な歯並びに備える
・永久歯が生えるスペースを確保し、歯並びの乱れを防ぐ

 

2: 1期治療を行う時期

 

1期治療は、乳歯と永久歯が混ざり合った混合歯列期（6歳～12歳頃）に行われます。

この時期は、顎の骨がまだ成長しているため、矯正治療によって顎の成長をコントロールし、理想的な歯並びを実現するチャンスがあります。

 

3: 1期治療で行われる主な治療法

 

1期治療では、以下の様な治療法が行われます。

・拡大床（かくだいしょう）
顎の骨の幅を広げるために、歯列を徐々に外側へ拡張する装置です。

 

・プレオルソ
マウスピース型の矯正装置で、指しゃぶりや舌の癖などの悪い習慣を改善するのに役立ちます。

 

・インビザライン・ファースト
透明なマウスピースを使って、顎の発育をサポートしながら歯並びを整えます。

 

・急速拡大装置
拡大床よりも強い力をかけて、短期間で顎の骨を拡大する装置です。

 

・ヘッドギア
上顎の過剰な成長を抑え、出っ歯を改善するために使用される装置です。

 

 

矯正1期治療のみで終わるケースはあるのか？

 

1期治療はあくまでも将来の歯並びを良くするための準備段階であり、必ずしも1期治療だけで完治するわけではありません。

子供の成長や歯並びの状態によっては、2期治療が必要になるケースもあります。

 

1: 2期治療が必要となるケース

2期治療が必要となるケースは、以下の通りです。

・1期治療で十分なスペースが確保できなかった場合
・永久歯が生えてきて、歯並びの乱れが改善されなかった場合
・顎の成長が予測と異なり、歯並びに影響が出た場合

 

2: 2期治療の内容

2期治療では、永久歯が生え揃った後に行われ、歯を移動させて歯並びを整える治療です。

1期治療で顎の成長を促し、スペースを確保した上で、2期治療を行うことで、より理想的な歯並びを実現することができます。

 

3: 1期治療後の経過観察

1期治療が終了した後も、定期的な経過観察が必要です。

顎の成長は個人差があり、思わぬ方向に成長することもあります。

定期的な検査によって、歯並びの状態を把握し、必要があれば2期治療を検討する必要があります。

 

まとめ

 

子供の矯正治療は、1期治療と2期治療の2つの段階で行われることが多く、1期治療は将来的な歯並びを良くするための準備段階です。

1期治療だけで終わるケースもありますが、子供の成長や歯並びの状態によっては、2期治療が必要となることもあります。

1期治療後は、定期的な経過観察を行い、必要であれば2期治療を検討する必要があります。

子供の歯並びについて不安がある場合は、早めに歯科医院を受診して、相談することをおすすめします。

 

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