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2019.7.5
世界で最も患者が多い病気としてギネスブックに登録されている歯周病。
この病気の怖いところは、症状がなく、気づかないまま進行し、痛みなどの症状が出たときにはかなり重度に歯周病が進行してしまうことに加え、血管を通り血液に流れ込むことで全身の組織や臓器に影響を与えると考えられています。
歯周病が多くの病気に影響を及ぼしていることが、近年の様々な研究結果から解明されているのです。
代表的なものとして
糖尿病
糖尿病に罹患している患者数は約700万人と言われており、糖尿病には様々な合併症があると言われていて、歯周病も糖尿病の合併症と考えられています。
歯周病の炎症によって産生されるサイトカインが、血糖値を低下させる作用を持つインスリンの効果を阻害するため、歯周病の患者様は血糖コントロールが難しいのです。
歯周病治療を行うことで、炎症が収まれば、サイトカインの濃度が低下し、血糖コントロールの改善を促すことが可能と考えられています。
冠状動脈性心疾患
歯周病に罹患している方は、そうでない方と比べて、心血管疾患の発症リスクは1.15~1.24倍高まると言われていて、日本人の死因第2位です。
誤嚥性肺炎
年齢を重ねるごとに飲み込む力(嚥下)や咳反射が低下し、唾液に含まれる細菌が気管に入り、肺が感染して起こる病気を誤嚥性肺炎と言います。
日本人の死因第3位で、高齢者や認知症、脳血管障害、手術後など食物の飲み込みを上手く行えない方は特に注意が必要です。
誤嚥性肺炎の多くの患者様から、歯周病原性細菌が見つかっているため、口腔ケアを行い、お口の中の細菌を減少させることで、肺炎の発症率が下がることも分かっています。
早産・低体重児出産
妊娠中はホルモンの変化や、悪阻などにより、歯肉が炎症を起こし、歯周病に罹患する方も少なくありません。このことが早産や低体重児出産の危険度を高めているのです。
体内に侵入した細菌やサイトカインが子宮に達すると、子宮筋の収縮を引き起こし、早産や低体重児出産の可能性があり、近年の報告によると、歯周病に罹患している妊婦さんと、そうでない方と比べると4.3倍程のリスクがあると言われています。
当医院では全体のお口の検査はもちろん、唾液中の最近や唾液の性質を唾液検査で把握することでより効果のある予防法を提案させていただくことが可能です。
皆様のお口の中の状態やご希望に合わせてのご提案を(医)佐々木歯科医院では行なっておりますので、お気軽に相談にいてくださいね。
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