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小児矯正は何才から始めるのが良いでしょうか?

不正咬合の原因の1つは、顎の発育不足

不正咬合の原因の1つは、顎の発育不足だと考えます。上顎が小さいと鼻腔が狭くなり、⻭並びが悪くなるだけでなく呼吸の仕方にも影響するといわれています。当院では顎顔面矯正という方法で、本来広がるはずの幅まで上顎の発育を促し、⻭並びの改善をめざします。顎の成⻑は女の子が10歳、男の子が12歳くらいまでに終わるため、第一期矯正期間と言われる6〜10歳の間に始めるのが理想的です。中学から高校にかけて永久⻭が生えそろう時期が第二期に当たるのですが、ここでは⻭並びがきれいなアーチ状になるように⻭の重心を整え、歪みを矯正していきます。適切な矯正時期はその子の成⻑により異なるので、⻭科医師に相談してみてください。

阿倍野、天王寺の歯医者、佐々木歯科の小児矯正

子どものうちに矯正をするメリットは?

矯正のメリットは、見た目だけではありません

矯正のメリットは、見た目だけではありません。⻭並びが整うと⻭磨きがしやすくなり、唾液の流れもスムーズになるので、結果的に虫⻭になりにくい口腔環境につながります。月1度のメンテナンスでは、虫⻭のケアと⻭科教育を並行して行っており、良い状態をキープしている子がほとんどです。
実際に当院で矯正した子の中に、高校生までに虫⻭をつくってしまった子はいません。また上顎のスペースが広がると自然に鼻腔が広がり、鼻の通りが良くなることにも結びつきます。口呼吸をしなくなり、鼻詰まりや鼻炎の解消につながることもあります。気道を確保するため頭の重心が前方に偏り、猫背になっていた姿勢の改善にも役立つと考えられます。

阿倍野、天王寺の歯医者、佐々木歯科の小児矯正イメージ4

小児矯正にかかる期間は?

第一期矯正で装置を入れる期間は約1年です

第一期矯正で装置を入れる期間は約1年です。力を加えて顎を広げるというよりも、顎の発育を促しながら⻭が並ぶ土台を整えていくもので、中には装置をつけずに口腔トレーニングや癖を改善するための指導のみを行う子もいます。
第一期のみで矯正が終了することもありますが、永久⻭が大きい子や、最近増えてきている生まれつき⻭の本数が足りない子は、永久⻭が生えそろうのを待って、第二期矯正を行うことが必要になる場合もあります。第二期矯正では咀嚼の際に上下の⻭が正しく噛み合うよう、⻭列を整えていきます。期間は1年半から3年が目安です。

阿倍野、天王寺の歯医者、佐々木歯科の小児矯正

小児矯正の検診、治療ステップ

1.⻭並びの相談・カウンセリング

矯正を考える上で大切なのは、親御さんが子どもの⻭並びの問題を正しく認識すること。
そもそもなぜ不正咬合は良くないのか、顎の成⻑や呼吸とどんな関係があるのか、⻭並びを改善するにはどのようなアプローチがあるのかといった一般的な知識をご説明します。⻭並びの悩みや矯正に関する疑問があれば、ご相談ください。矯正を行う目的や診療方針を十分理解した上で矯正をご検討ください。

2.検査・データ収集

口の中をチェックして、⻭並びの状況や虫⻭がないか確認。生活背景を把握するため、その子の普段の様子やおやつの回数などをヒアリングします。
最近は本来生えるはずの永久⻭が生えてこなくて、⻭が足りない子が増えているので、必要に応じて⻭科用CTやエックス線撮影を行います。⻭型を採り、各種検査のデータを収集したら、診断に基づいて矯正の必要があるか検討します。

3.診断・矯正の説明

現在の口腔の状態と将来予想される⻭並びについて、⻭型の模型や画像を用いて解説。
矯正が必要な場合は、具体的な流れや矯正のゴールがイメージしやすいように、過去の症例を紹介しながら説明します。矯正を始める適切な時期や矯正中の注意点、かかる期間や費用について詳しく聞き、ご納得いただいた上で矯正を開始します。

4.いよいよ装置を入れての矯正開始

約2週間で矯正装置が完成し、矯正がスタート。
親御さんにとって心配なのは、子どもが途中でやめたいと言い出さないかだと思いますが、成人ではまれに断念する人もいますが、これまで子どもの矯正装置を途中で外したことはありません。成⻑を温かく見守る診療スタイルで、子どもにも安心感を与えることを心がけます。子どもとの信頼関係を大切にするため、日誌を書いてもらう取り組みも行っています。

5.メンテナンスのための定期通院

月1度のペースで定期的に通院、矯正装置の調整を行います。
⻭並びの改善だけを重視する矯正ではなく、虫⻭予防にも積極的に取り組みながら、口腔の健康を総合的にサポートしていきます。「親御さんはあなたのことが大切だからこそ、ここまでしてくれるんだよ」と伝えることで、子どもたちも予防に意欲的になってくれます。装置が外れた後も予防のための定期検診を継続し、虫⻭のない⻭を目指します。

小児矯正の治療例

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