こんにちは💫

今日は入れ歯についてです。歯を失ったところを治療するには入れ歯、ブリッジ、インプラント治療の３つの中からご自身にあった治療を選んでいただく必要があります。

入れ歯治療のメリットは

・他の歯を削らない（多少削る必要がある場合もあります）

・外科的処置（麻酔など含む）が必要ない

・取り外しができるのでご自身で洗浄できる

・口もとにハリを持たせることができる

・歯並びをきれいにすることができる

とメリットが多いのですが、よく噛める、満足する入れ歯というのは実際のところ

・残ってる歯の状態

・残ってる歯の数

・歯ぐきの状態

・顎の骨の状態

・骨格、筋肉の状態

・上下の顎のバランスの状態（もともとの噛み合わせなど）

などにすごく左右されますし、全ての治療がそうですがその方の持ってる条件によってかなり変わってきます。

特に入れ歯治療の場合、入れ歯になるまでにかなり悪い状況が長く続いてる場合が多く、条件が悪い場合が多いです。（ですから早めの対応が必要なのでかかりつけ医でチェックしてもらうことが重要です）

入れ歯の悩みとして痛い、噛みにくい、気持ち悪いというのが一般的に言われることです。あとは入れ歯を引っ掛ける金属のバネが見えるのが嫌だという審美的な問題ですね。

まず痛いに関して、入れ歯は歯のない歯ぐきのところに入れるので力がかかると入れ歯が力で沈んでしまい歯ぐきに食い込みます。この歯ぐきの動く量やくいこむ量などは少し調整がいりますが、まず始めに入れて噛んだ瞬間痛いのは通常その場の調整ですぐに解消されます。

痛みに関して→入れ歯を入れてカチカチ噛んだ時に感じる痛さはすぐに解消されますし、ごはんを噛んで痛いという痛みに関してはおよそ２、３回の調整で改善します。

次に噛みにくいに関してですが、歯の残ってる部位、数にかなり関係ありますので個人差が大きいです。また、自分の歯を失って初めていれる入れ歯の場合は噛みにくいと感じやすいですし、噛めない入れ歯を使用していた方に適切な入れ歯を作成した場合はよく噛める！となります。歯ぐきが沈む分噛みにくく感じる方もいらっしゃいますし、噛みやすいような歯並びで作成しても個人の感覚の部分の対応はなかなか難しいものがあります。

噛みにくいに関して→適切な入れ歯を入れているのに感じる場合は入れ歯治療では解消が難しいかもしれません。残ってる歯の数や歯を失った部位、顎の骨の状況、骨格の問題などありますのでかかりつけの先生に相談してみてください。

最後に気持ち悪いに関してですが、かむ時に当然力がかかりますのでそれに耐えるための強度が必要になり、強度を求めると厚みが分厚くなります。骨格や筋肉がしっかりした方は入れ歯をよく割ってきたりしますのでそれを補うためにはどうしても分厚くなってしまいます。で、それらを解消するために保険外では強度を得て、厚みを薄く作成するために金属を使用したりします。あと、そもそもお口に何か入ってるのが無理な方も・・色々試して限りなく薄くしても無理ですという方もいますのでその場合は入れ歯治療では無理なので入れ歯治療以外のブリッジやインプラント治療となります。

気持ち悪いに関して→保険外の入れ歯で対応可能な場合も。そもそもどんなに薄くても入ってること自体が無理な場合は入れ歯治療以外で対応する必要があります。

入れ歯に関してよく聞かれますので以上のことを簡単にまとめると

・知識と経験と技術がある先生が作成すれば満足のいく入れ歯が作成可能な場合がある

・知識と経験と技術がある先生が作成しても満足のいく入れ歯ができない場合もある→入れ歯治療以外の治療を選択する必要がある

となります。

当院でも外科処置を伴う治療が無理で保険の入れ歯ではどうしても入れ歯が動いて噛めないので（噛んで痛いのは無いけど歯が全てないので入れ歯が外れる）保険外の入れ歯治療の吸着デンチャー（http://sasaki-dent.com/medical-treatment-contents/denture-example）という特殊な技術で型取りをし外れにくい入れ歯治療をしていますが、長期に渡って合わない入れ歯を入れてる方は顎の動きが不安定なのでかなり作成に困難を極める事もあります。外れないけど痛くて噛みづらいとなってしまいます。密着すればするほど少しの動きで歯ぐきに擦れますので調整に時間がかかることも。

保険治療や保険外治療にかかわらず県外や大阪の北の方から１時間半くらいかけておよそ１年くらい通院して満足していただいた方々もいます。顎の動きが不安定な方はリハビリの期間が必要になります。高齢の方は外科処置が無理な方もいますし、入れ歯のメリットである外科処置の必要が無いというのもそういう方にはもってこいの治療ですが、条件が悪いととても時間がかかる場合があります。型を取ってすぐできればすごく良いのですが・・

今、現在合わない入れ歯がある場合はそれを持ってかかりつけの先生に何がどうあってないのか相談してみてください。たまに捨ててしまってもう無いという方もいますので、かなり参考になりますから持っておいてくださいね。そして、今困ってないからいいというのではなく、生涯できるだけいい条件を保つために是非かかりつけ医でチェックしてもらってクリニックと二人三脚でご自身の歯を大切に守っていきましょう^^！

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